テニス界にゲイの選手がいても「問題ない」
男子テニスのロジャー・フェデラーとアンディ・マレーは12日、ATPツアーでゲイを告白する選手が現れても、差別を受けることはないと語った。



 米プロバスケットボール協会(NBA)では最近、ジェイソン・コリンズが米国の現役プロスポーツ選手として初めて同性愛であることをカミングアウトした。



 四大大会(グランドスラム)で17度の優勝を飾っているフェデラーは、男子テニス界で同様の告白をする選手がいても、問題になることはないだろうと考えているという。



「正直になることが悪いとは思えない。テニス選手はみんな寛大だよ。チームスポーツじゃないから群れることがなく、お互いと交流することが多い。女子とではなく男だけでね。それにみんなオープンな性格だ」



「もし誰かがカミングアウトしたらどうなるか?それは私にはわからない。そういう人がいるかどうかも知らないよ」



 一方、世界ランキング3位のマレーはプロテニス界にも同性愛者が数名存在するであろうと想定し、もしゲイの選手がカミングアウトすると決心した場合には理解を示すだろうとコメントした。



「ツアー内で問題が起きないことを願っている。ゲイの選手はいるだろうけど、僕が思うにそれを意に介する選手はいないだろうし、もし誰かがカミングアウトしたらテニス界としてもうまく対応してほしい」



 ロンドン五輪の金メダリストで、昨年の全米オープン覇者であるマレーはさらに「バスケットボール界ではジェイソン・コリンズに対して周りの選手やオーナーたちが敬意を示して、彼の決断を快く受け入れた。そういうのっていいよね」とコメントした
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