中国が最近新たに開発したゲイ向けの携帯用出会い系アプリZankが、競合するゲイ向けの出会い系アプリJack’dの形式を複製しているとして告訴されている。
Zankの開発者、通称リウ・ジュディン氏によると、ユーザーの性嗜好ではなく興味の一致を重視している点でZankはJack’dとは違うとしている。
また、Zankは利用者やゲイの人が組織する団体が推進する催事に力点を置いている。Zankの利用者はイベント情報を全て、例えば主催者の自己紹介などを閲覧することが出来るし、イベントに申し込むことが出来る。
テクノロジーニュースを取り扱うウェブサイト、ZDNetによると、Zankの利用者は、先月のリリースから3日間で2万人以上にのぼっているとのこと。
ジュディン氏は、中国初のゲイ向けソーシャルネットワークサイト、Feizan.comの創始者でもある。ZDNetによると、同サイトは30万人以上が利用しており、統一化された「お気に入りの趣味」を記入するフォーマットを使用することでメンバー同士を繋いでいる。
ZankはApple社のiTunesやグーグルでも利用可能だが、ユーザーのコメントとしては以下のようなものが掲載されている。
「中国ではZankがゲイ向けアプリで最高。中国のゲイコミュニティーはもっと注目されていいと思うし、Zankの存在をとても誇りに思ってる。」
一方、Jack’dを開発した、ベルギーに拠点を置くLucid Dreams社は、Zankとの類似点に関してコメントを控えている。