オバマ大統領、訪独でゲイの人権擁護
バラク・オバマ、アメリカ大統領がドイツのベルリンでこの度スピーチを行い、その中で同性愛者の権利平等を求めた。



ブランデンブルグ門に集まった何千もの聴衆の前で、オバマ大統領は核貯蔵庫の1/3削減を求め、スピーチを行った。



また、オバマ大統領は自国の自由を守るため、同性愛者の権利平等を求めて闘う必要があることを述べた。



「アメリカに住むゲイやレズビアンの人たちのために立ち上がるのは、自分たちの自由を守ることでもある。」



同性愛者の権利平等をスピーチの内容に盛り込んだのは、2013年の大統領就任演説に関連している。大統領就任演説の中で、オバマ大統領は、LGBT当事者が法律の元で他の人たちと同じように取り扱われない限り、自分の政権が満足のいく終わり方をしないと述べている。



オバマ氏がアメリカ大統領としてベルリンに訪問したのは今回が初めて。オバマ大統領はアンゲラ・メルケル首相と会談。メルケル首相は同性婚には反対の立場であり、プリズムという名前で知られ、世界各国を幅広く監視しているアメリカのプログラムを批判している。



ベルリンの壁は約24年前に倒壊したが、その事に触れてオバマ大統領は以下のように述べている。

「自由を渇望する限り、人の心に平和の灯火が照らされる限り、壁が立つことはない。」



「我々はアメリカ人やドイツ人といった市民でもあるが、世界の一市民でもある。我々の運命や幸運はこれまでのどの時代よりも世界とリンクしている。」



学生や政府高官に向けられたオバマ大統領の演説は、ジョン・F・ケネディーが行った有名な演説「私はベルリン市民である」からほぼ50年経って行われたことになる。
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